季節の行事

お盆にお墓参りをするのはなぜなのか?いつ行くのかなどやり方について

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お盆休みにはお墓参りをします。

しかしなぜお盆にお墓参りをするのでしょうか?

そして何のために手を合わせるのか?

またいつお墓参りに行ったらいいのでしょうか?

他の日ではダメなのでしょうか?

このようなことでお悩みの方に少しでもお役に立てれば幸いです。

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お盆にお墓参りをするのはなぜなのか?

お盆のお墓参りは、あの世から戻ってくる亡くなった方をお迎えし、お見送りするためにするものです。

しけしなぜ亡くなった方がお盆に帰ってくるのでしょうか?

このように不思議に感じたことはないでしょうか?

もしもお墓があの世とこの世を結んでいる関所のようなところでここを通って亡くなった方が来るのだったらお墓に行って亡くなった方を迎えに行くのは分かります。

しかしなぜお盆なのでしょうか?

またもしも亡くなった方が家までの道を知っているとしてもお墓まで迎えに行ってあげたい気持ちになってお墓参りに行くのは理解できます。

しけしなぜお盆に帰ってきて他の日には帰って来ないのでしょうか?

もともとお盆とは仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)が原型になっています。

盂蘭盆会(うらぼんえ)というのは昔、目連(もくれん)という人物がお釈迦様に言われたことを真似してするようになった仏教の行事です。

目連(もくれん)とはお釈迦様の十大弟子の一人で神通力に優れた人物でした。

その目連がある日、亡くなった自分の母親のことを神通力を使って見ていました。

すると亡くなった母親は餓鬼の世界に落ちて苦しんでいたのです。

急いで師匠であるお釈迦様に相談しました。

そこでいただいたアドバイスというのが「90日間の雨季の修行を終えた僧たちが7月15日に集まって 反省会を行うから、その人たちにごちそうをして、心から供養しなさい」というものでした。

目連はお釈迦様に言われた通りにしました。

すると母親を餓鬼の苦しみから救うことができました。

このことから7月15日にご先祖様を供養することにより多くのご先祖の苦しみを救うことができるようになると考えられ始まったのが盂蘭盆会です。

これに先祖供養と農耕儀礼が合わさりお盆という行事が始まりました。

先祖供養とはご先祖様に感謝することです。

今日まで自分が生きて来られたのはご先祖様がいてくれたからということで仏壇の前で手を合わせます。

農耕儀礼というのは農業の中心である稲作における儀礼のことです。

お盆の時期はちょうど稲穂がでてくる大事な時期にあたります。

そして病気や害虫にも気を配らなければならず、また台風による被害も心配しなければならなくなります。

農薬などである程度の対策はできると思いますが、天気だけはコントロールすることができません。

そこで稲作の生産過程の節目ごとに儀礼が行われるようになりました。

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お盆というのはこのように盂蘭盆会と先祖供養と農耕儀礼が合わさり始まったものです。

しかし亡くなった方の魂には時間感覚がありません。

お盆だから現世に帰ろうとは思わないのです。

では、何故帰って来るのかと言うと、私達がお盆を意識する事により亡くなった方に念を送っているからです。

その念を亡くなった方が察知してこの世に戻ってくるのです。

お盆の時期に亡くなった方に思いをはせることにより、その思いに引き寄せられ亡くなった方の魂がこの世に戻ってきていたのです。

また稲作において大事な時期にご先祖様のお力をお貸しくださいという意味もあるのではないでしょうか?

お盆にお墓参りをするのはいつがいいのか?

先程、日蓮がお釈迦様に供養するように言われた日が7月15日であったと言いました。

インドでは僧侶が雨季の間に行脚托鉢(あんぎゃたくはつ)をやめて寺院の中で座禅を組んで修行をしていたのです。

この修行のことを安居(あんご)または雨安居(うあんご)、夏安居(げあんご)などといいます。

期間は4月15日から7月15日までの90日間でした。

当時の暦は月の満ち欠けをもとにして作られた太陰暦を使用していました。

しかし日本では1872年にグレゴリオ暦という暦に変わりました。

グレゴリオ暦は太陽の動きをもとにして作られた太陽暦の一種です。

この時に1872年の12月3日を1873年1月1日と変えたことにより1ヶ月と2日間、日付が遅くなりました。

この結果、7月15日が8月13日になったのです。

ですからお墓参りをして亡くなった方を迎えに行く日付は8月13日ということです。

お盆にお墓参りをするやり方とは?

お墓参りをする上で一番大事なことは故人を偲び、敬い、感謝をする気持ちです。

日蓮がお釈迦様に助言を求めたのも亡くなった母を思ってのことです。

お盆のもとになった盂蘭盆会を考えるとお墓参りで何を祈ればいいのか?が分かってくると思います。

亡くなった方へ今までの感謝の気持ちを伝えるとともに「元気にやっているから安心して暮らして下さいね」ということを伝えます。

そして「お盆のこの期間だけでも私たちのところに会いに来て下さい」ということを祈る。

これがお墓参りをする意味になります。

注意したいことは亡くなった方に何かをお願いしないことです。

お願い事をすることで故人の魂は、この世に未練を持ち浄化の妨げになってしまうからです。

故人のことを思う気持ちは大切です。

しかしいつまでも故人のことを思い悲しんでいると故人が成仏できないので、せめて一年のうちこの期間だけでも故人に帰ってきてもらうように伝えましょう。

まとめ

亡くなった方を思う気持ちはどれだけ時間が過ぎても薄れるものではありません。

しかしいつまでも悲しんでいてはあの世で亡くなった方に心配をかけてしまうことになります。

元気に生きていることが亡くなった方への一番の供養になります。

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